2013年2月28日木曜日

お金の話

先週旅行に行ったのは、あることが達成できたお祝いでした。

あることとは、経済的なこと。日本からシンガポールに引っ越し、そのあと今度はアメリカへ。Pの仕事もいくつか変わり(日本からシンガポールは同じ会社ではありましたが)、我が家の経済状態はなかなか落ち着きませんでした。

特にアメリカに越してきてすぐは家具など全部買わなければならなかったし(日本で使っていたものはほとんど処分し、シンガポールでは家具付きの物件に住んでいました)、Pの仕事も定まらなかったし、夫婦ともフリーランスで高い健康保険料を毎月支払い、うたこの保育料も月1000ドル支払い……と、これまでの貯金が頼りの生活だったのです。

一昨年がこんな風だったので税金(私の所得税)も払えておらず、少し落ち着いた昨年に2年分まとめて払うことになり(しかも一昨年は私としてはこれまででいちばん収入が多かった)、税金だけでも大変なことに。

ということで、去年は赤字とはいかないまでも貯金はあまりできませんでした。

それでも去年からはかなり真剣に経済状況改善に努めて(日頃の節約だけでなく将来の備えなども)目標を立て、今年になってその目標がようやく達成できたので旅行に行ってきたというわけです。

Junjun家が家計改善のためにやったことをメモ代わりに書いておきます。(注:ど素人がやったことなので参考にしないほうがよいかも!)

①家計簿をつける

これはPの職業がアカウンタントだからかどうかわかりませんが、彼は独身のときからずっとやっていて、今もやってもらっています。彼は性格上細かくつけるので時間がかかりますが、適当でもつけておくほうがよし。まずはどこにいくら使っているかを把握しないと節約もできません。

意外なところに意外とお金を使っていたりするものなので、数ヶ月でもよいからつけてみるとよいですね。

②予算を立てる

年間と毎月の予算を立てる。毎月の予算は食費や生活用品、通信費、光熱費など。月によって支出額の大きく違う項目については年間で考える。たとえば、クリスマスに増える交際費やバケーション費用など。その時になってお金がない!とあわてないよう、その分を毎月の収入から取って残しておきます。

項目ごとに予算を立てていくと、いかに自由になるお金が少ないかに気づき、愕然とします。(もちろん収入がすごく多ければ違いますが)

③資産配分する

簡単に言うと「お金にラベル付けする」ということ。予算も「ラベル付け」ですが、貯金や投資等の資産についてもラベル付け(退職後の備え、教育費、家の購入資金など)して、しかるべきところに置いておく。

日本を出るときに解約した定期預金など、そのままどこかの口座に置いたままだったので、このあたりもちゃんと整理をしました。

収入についてもこうして分けて先に取っておくことで、「気がついたら残っていなかった」という事態を避けることができます。

④節約する

当たり前だけど、無駄なところにお金を使わない。我が家がやったことをいくつか挙げてみます。

・ケーブルテレビの解約
そもそもテレビを殆ど見ていなかったし、今はインターネットがあってケーブルテレビがなくても特に困らないので。

・Netflixの解約
Netflixは月10ドル程度で映画やテレビショーがオンラインでいくらでも見られるサービス。特に高くないけど(安いよね)、これもあまり時間がなくてそれほど見ていなかったので解約。

代わりにというわけでもないけれど、AmazonのPrime会員になりました。年間79ドルだったかな。これで特定の商品は送料無料で2-day shippingのサービスを受けられ、Netflixほど充実していないものの、無料のオンラインビデオもあり、1本数ドルで購入も可能。結局差し引きゼロかもしれないけど、送料無料がある分お得でしょうか。

・固定電話の解約
これはほぼ100%アンケートやセールスの電話しかかかってきたいなかったので(家族も友人も皆携帯にかけてくる)解約。なくても特に困ることはありません。

・図書館を利用する
本は買うと保管場所にも困るし(Kindleなら場所取りませんが)、一度読んだ本をまた読み返すということをほとんどしないので、図書館にある本は買わないで借りる。

・外食やデリバリーをしない
子どもが小さいこともあって、夜の外食はもともとあまりしていませんでしたが、節約のためにさらに減りました。基本的に外食をするのは旅行中または友人に会うとき。コーヒーも旅行中や人と会うとき以外は外で買いません。

外食やデリバリー以外の食費は実はなかなか節約できていないのだけど、食べ物は安全や健康の問題もあり、安ければよいというわけにはいかないので難しいところです。

・衝動買いをしない
よく考えてから買う。「自分へのご褒美」を簡単にあげない。この前の旅行はご褒美的なものでしたが、これは以前から「○○が達成できたら旅行しよう」と決めていたのでよしとしておきます。

・安く買う
できるだけアウトレット的なお店で買う。

CostcoやBJ'sといった大型卸売りスーパーの会員になる手もありますが、我が家は入っていません。どうなのかな。入ろうかと思うこともあるけれど、年会費を払ってまで行く価値があるのかどうかな?

・安いからといって飛びつかない
上と逆のことを言っているようですが、安くても要らないものは買わないということです。最近GrouponとかLiving SocialとかGoogle Offersとか、クーポンのお知らせが山のように来ますが、安いからといって不要なものを購入したり、不要な外食をしたりするのは浪費。ほしいもののクーポンだけを購入。

⑤人と比べない
食べ物も買えないほどお金がない場合は別でしょうが、お金がないことに関するストレスのほとんどは周りの人と比べることから発生するんだそうです。(そういえばKONISHIKIさんが以前、ハワイでの子ども時代は貧しくて靴もなかったけど、周りの子たちも靴履いてなかったから平気だった、というような話をされていました。)

周りと比べても仕方ないし、質素な暮らしをして大きな家を買う人、グルメで食べ物にお金を使う人、借金してでも派手な暮らしをする人、お金持ちなのに倹約している人など、人によってお金の使い方はいろいろですよね。隣の家が年2回海外旅行に行っているからといって自分たちもそうしなければならないわけではなく、限られたお金だから自分の納得のいくところに使いたいと思います。

経済的なことだけ考えたら我が家もまだまだ改善の余地はいろいろあり、人から見たら贅沢に見える部分もあるかもしれませんが、そこは経済と生活の質のバランスを考えて各家庭で決めるところですね。たとえば家賃の安いところへの引っ越し、車を処分する、もっと安い食べ物を買う、うたこの習い事をやめさせるなどが考えらるけど、どれもそこまでは踏み切れないので現状のままで。

あとは収入アップを図ることかなー。(ということで、仕事に戻ります!)

2 件のコメント:

  1. おーこれまた興味深いトピック。家計簿つけてるの、偉いですね。私は去年の夏に試みたものの、あまりにも出費が多くてショックで(しかも大して無駄遣いしてないのに!)すぐやめてしまいました。(やめる理由がそもそも間違ってるんだけど、私には性格上家計簿つける根気がないです。)うちは郊外に引っ越してから外食のチョイスがうんと狭まったのでほとんど外食やデリバリーをしなくなりました。それから毎週のように通っていたネイルサロンも今は全く行かないし、自分の洋服も全然買ってません。そうやって生活レベルをダウンさせるのは難しいと思ってたんですけど、その分子供に何か買ってあげられると思うと全然苦にならないのが自分でも不思議です。ま、だからといってうちは節約できてるかと言ったら謎ですけど、家計簿つけてないのでなんとも言えません。(笑)

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    1. 家計簿をつけているのはPなので、偉いのは私でなくてPです(笑)。私も家計簿つけられないタイプ……。
      「あまりにも出費が多くてショックで(しかも大して無駄遣いしてないのに!)」っていうの、よくわかります。たいしたもの買ってないのに足していくとかなりの金額になってびっくりしますよね。
      人生のフェーズによってお金の使い方も変わりますよね。子どもができる前と比べたら私もお金の使い方がずいぶん変わりましたが、その分子どもに何か買ってあげているかというとそうでもないかな(笑)。どこに消えてるんでしょうね?

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