2013年3月14日木曜日

なんでも自然がよい?

食べ物などは自然なもの、できるだけ加工していないものがよいと思っていますが、「なんでも自然がいちばん」という意見には???なことも。

たとえば、「最近流行りのグリーンスムージーのように手軽に栄養を取ろうとするのはおかしい。ちゃんと手間をかけて作らなければ」とか。

うーん。簡単にチンできる加工食品でなく、手間を惜しまずに手作りしましょうね、という意味での「手間をかけて」ならわからなくもないけど、単に「手間をかける」こと自体には意義を見いだせないなあ。グリーンスムージーが簡単で何が悪いんでしょ? 簡単に栄養取れるならいいと思いますけどね。(私もしょっちゅう作ってます。)

あとよく聞く、「ワクチンはからだに悪い」。

人によっては深刻な副作用が出ることもあり、副作用が心配なのはわかりますが、だからといって皆がワクチンを受けなくなったらどうなるか。

これまでワクチンが普及していなかった国に導入されれば、目に見える効果が出ていますよね。(ビル・ゲイツさんがワクチン普及を進めていますが、これも彼の「陰謀」??と言う人がいますね。)

「ワクチンの副作用による被害者のほうが、その病気に罹る人数より多い」というのも、これまでずっと大多数の人がワクチンを打ってきたから、その病気の流行が防げてきたのではないのかな。自分の子どもにワクチンを打たせないのは勝手だとしても、他の大多数の子たちが受けているおかげで流行を免れているということをお忘れなく。

「何もない途上国の子どもたちの笑顔が素敵」とか、「昔はよかった」みたいなコメントも。

誰かが撮ってきた写真だけ見ていれば素敵に見えるかもしれませんが、乳幼児死亡率とか平均寿命とか比較してみたことあるのかね。

ほかには、お産。日本では自然なお産がよいとされていて、麻酔なしで産むことが多いですが、どうして痛いのを我慢しないといけないのか理由がよくわかりません。(かく言う私も麻酔なしでしたが、分娩台の上で2人目を産むなら絶対麻酔しようと誓ったのでした。そのチャンスはなかったけどね。)

最近、『100 Days of Real Food』というブログ(→)を時々覗いているのですが、最新記事は『How To Be A “Once A Month Mom』。一ヶ月分まとめて料理して冷凍しちゃおうよ、って内容です。

自分でやるかどうかは別として、こういうの、合理的でいいなあと思います。健康によい食生活を送りつつ、効率も追及したって何も悪いことはありませんよね。

合理的な理由のない「精神論」みたいなのはやめにしたいなー。

2013年3月11日月曜日

震災から2年

日本ではもう日付けが変わってしまいましたが、アメリカ東海岸はまだ3月11日。

大きな地震と津波が東北地方を襲ってから2年が経ちました。

3月11日なので震災について何か書かなければという気がしつつ、いざ書こうと思うと何を書いても不適当なような気がしてしまいますが、ちょこっとだけ。

自分なりにいちばん大切なのは「忘れないこと」「思いをはせること」。

そしてこれは東北の震災に限らずのことなのだけど、目先の忙しさや自分の欲などにとらわれず、もっと大きな視野で高いところから(高飛車というわけではなく)物事を見て、行動していけたらなと思っています。

そして、援助や親切は「出し惜しみ」しないこと。(金銭的なことではなく、気持ち面で)

自分が今こうやって仕事をしていられるのも、仮設住宅でなく、しっかりした家に住んでいられるのも、単に運がよかったから。私以上に才能があって努力していたにも関わらず、家や仕事をなくされた方が(命をなくされた方も)たくさんいらっしゃるのですから、謙虚な気持ちで毎日を過ごしたいと思います。

今後の復興については、もちろん希望はあるけれど、いまだに辛い状況にいる人たちに無責任に「大丈夫、がんばって!」とも言えません。自分に何ができるか考えると、ほとんど何もできないようにも思うけど、とにかく忘れないでいたいと思います。