2013年1月25日金曜日

気にしすぎ?

時々「黒人ばかり」という表現を聞きます。

単に事実として述べてるだけならよいのですが、「黒人ばかりの」と形容詞的に使われているとき、そこにネガティブな要素を感じとってしまう私は考えすぎでしょうか?

うーん。

夫が黒人だから(ちなみに夫の家族は「黒人ばかり」です)気にしすぎ??

小学校のときに国語の教科書に出てきた話を思い出します。

文房具屋さんに買い物に行き、「このノートはいくらですか?」と聞くと、店番をしていた女性が「そこに書いてありませんか? ○○円です」と言いました。

筆者は女性が「そこに書いてありませんか?」と言ったことにひっかかります。そう言うことでお客さんに「しまった。書いてあるのに聞いてしまった」と気まずい思いをさせるだけなら言わないほうがいいのではないか。

とまあ、だいたいこういう話だったと思います。

それ以来、誰かが何かを言ったとき、「なぜそれを言わなければならなかったのか?」とよく考えます。

店番をしていた女性が「そこに書いてありませんか?」と言ったのは「書いてあるんだけど仕方ないから教えてあげましょう」という気持ちが(無意識かもしれないけど)あったからですね。どうせ教えてあげるんだったら言う必要はないですから。

ちょっと違うかもしれないけど、言わなくてもよいときにわざわざ「黒人ばかり」と言うということはそれを言うことで何かを伝えたいのだと思うわけです。(「怖かったんだよ」とか?)

やっぱり考えすぎかなあ~。

日本に住んでいる日本人にとって「黒人ばかり」という状況は全く日常とはかけ離れた経験でしょうから、単にそれを言いたくなるだけなのかもしれません。

うーん。

気にしすぎかもしれないけど、たとえばうちの夫が「気がついたら黒人ばかりの場所にいて……」みたいな言い方を聞いたら、やっぱりうれしくないと思うんですよね~。「それで?」って言いたくなるよね。

最近私の周りで「黒人ばかり」という表現を使った人がもしかしてこのブログを読んでいたらごめんなさい。けしからん!って非難するつもりじゃないのよ。差別するつもりはないと思うから。ただ、なんとなくナイーブすぎるというか、ちょっと不用意な発言という気はします。

やっぱり気にしすぎかなあ?

4 件のコメント:

  1. 私は黒人ばかり、という表現はあまりしませんが住民のほとんどが白人の街に住んでるので「白人ばかり」とか「白人だらけ」とよく言っています。白人の夫にもよくそう言ってるし、この前は家に来た黒人の友達にそう言ったし、NYCの白人の友達にも「私の住む街は白人ばかりでアジア人は私くらいだわよ!」とちょっと笑いをとるために言ってて、皆私がそういうとケラケラ笑うんですけどネガティブにとる人もいるでしょうね。言い方や状況によるでしょうけど気をつけなきゃ。でも「白人だらけ」と言うのと「黒人だらけ」というのではまたちょっと違うだろうとも思うし(私は長年アメリカに住んでるからそう思います。)、junjunさんの言ってる事分かる気もします。やっぱり自分と違う他の人種の事を話す時はセンシティブな事だから言い方とかも気をつけないといけないといけないですね。

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    1. Contextによるところが大きいですから一概には言えませんが、「白人」がマジョリティで「黒人」がマイノリティであるということろで受け取り方が違うのでしょうね。また、発言者の人種によってもニュアンスは変わってきますね。
      夫に聞いてみたところ、夫の大学は黒人ほぼゼロで、差別するつもりは全くないのに差別的と取れる発言をする人がたくさんいたと言っていました。でもセンシティブになりすぎて本当はそうでないのに差別と取る人もいるし、そのあたり難しいですね。

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  2. 言葉足らずだったら申し訳ないのだけれど、迫害や差別の歴史がある民族や人種をひとくくりで表現する時ってなんだかネガティブな要素を感じる時がたしかにあるよね。
    ジューイッシュもけっこーイメージというものがあるらしく、、アメリカの人とはなしていても日本人と話していても、あれうちは夫がジューイッシュだけど、というタイミングを逃す時がよくあるよ。そんな私はご近所さんにはアジアでひとくくりにされてるけど^^;

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    1. うんうん、nemnemさんの言うことわかる。背景によってひとくくりにしたときに何かのニュアンスが生まれてくるよね。
      黒人、ジューイッシュ、アジア人、ラテン系……それぞれあるんだろうね。うまく書けないけど……。

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