娘が学校からもらってきた本『Amelia Bedelia(アメリア・ベデリア)』がとってもおもしろかったので、ご紹介。
アメリアはメイドさん。新しくロジャーズ夫妻の家に雇われますが、初日に夫妻は仕事のリストを残してすぐに出かけてしまいます。
アメリアはリストを読んで仕事をするのですが、勘違いばかりしてとんでもないことをします。
例えば、”Dust the furniture."を「家具にほこりをかけなさい」という意味だと思って、バスルームで見つけたDusting powder(からだに振りかけるパウダー)を家具に振りかけてしまいました。Dustは「ほこり」という意味ですが、「ほこりを払う」という意味もあるんですよね。
また、"Change the towels in the bathroom."という指示には「変える」の意味を間違って、素敵なタオルを切ってデザインを変えてしまいました(笑)。
ここから英語クイズ。
1. "Draw the drapes when the sun comes in."という指示を読んだアメリアは日が差してきたとき、カーテンの絵を描きました。ロジャーズ夫人が本当にしてほしかったことは?
2. お肉屋さんから丸鶏が届きます。"Please dress the chicken."という指示を読んだアメリアはチキンに服を着せますが、ロジャーズ夫人が本当にしてほしかったことは?
3. 同じくお肉屋さんから届いたステーキ肉について、"Trim the fat."という指示。アメリアはリボンとレースを使ってお肉をきれいに縁取りしましたが、ロジャーズ夫人が本当にしてほしかったことは?
答えは最後に。
このブログ読んでる方は在米の人が多そうだし、簡単だったかも。
この本、ネイティブスピーカーでない人の英語学習本にもなるなあと思いました。
ちなみにうたこはわかったのとわからないのとが半々くらいだったかな。チキンをdressするっていうのはわかっていませんでした。(チキンに服を着せるのがおかしいというのはわかっていたけどね!笑)
この本は1963年に最初に出版された古いお話で、Pも子どもの頃に読んだ記憶があると言っていました。学校の図書館では古くなっていらなくなった本を時々くれるみたいで、昨日4冊ほどもらってきた中にこれがありました。無料本、なかなかおもしろかったです。
さて、ここで解答。
1. カーテンを引いて(閉めて)ほしかった。
2. 丸鶏をさばいて(切り分けて)ほしかった。
3. 脂身を取っておいてほしかった。
確かにDrawは「描く」という意味もあるから、文法上はアメリアの解釈(カーテンの絵を描く)で間違いはないのですけどね……。Dressに鶏などを「さばく」って意味があるのもなんで??って感じですしね。同じ単語でもいくつも意味があって難しいですね(笑)。
初日にこんなへんてこりんな失敗ばかりしてしまったアメリアですが、クビにならず、気に入って置いてもらえることになりました。なぜか気になる人は本を読んでみてね!